瓦の飛んだ母屋の復旧作業を進めています。
2019年9月13日
南房総・館山現地レポート(9月13日分)後編
2019年9月13日

南房総・館山現地レポート(9月13日分)前編

昨日、現地を回った際に見聞きした状況をレポートします。 現地に行かれる方、援助いただける方、参考になさってください。

①館山道〜鋸南保田IC〜平群集落(南房総市)
館山道で富津市に入ったあたりからブルーシートで応急処置した家が目立ち始め、山の中に倒木が目立ち始めました。 鋸南保田ICから海沿いに南下し、旧平群小学校再生やへぐりマルシェでお世話になっている平群集落へ向かいました。 まず衝撃だったのが、IC近くの保田小学校の体育館の外壁が抜けてしまい、半壊状態だったこと。 海岸近くは被害が大きく、信号もまだ復旧しておらず、道路沿いの殆どの建物は屋根あるいは壁に何かしらの損壊を受けています。 電気は一部復旧といったところで、風の被害の少なかったコンビニエンスストアは営業再開しているところもありましたが、まだ多くは後片付け中。 このあたりの携帯電話は、断続的に繋がったり繋がらなかったり。 平群に向かう道沿いのビニールハウスや温室は、ほぼ全てが倒壊、構造が無事なものでもビニールやガラスはめちゃくちゃ。 道路は片付いていましたが、傾いた木が一部まだ道路に張り出して来ている状況です。

②平群集落周辺・和光食堂・三芳周辺(南房総市)
小学校前を始め、周辺の信号は、復旧していました。 集落内の被害も、海岸沿いの酷さに比べれば幾分少ないといったところ。 ただ、農業施設への損害は、甚大な様子。携帯電話の電波も殆ど入りません。(三芳の役場分庁舎や道の駅三芳あたりまで行くと、良好に入ります。) 和光食堂は、電気が復旧していて地域の方向けに仮営業を再開していました。いつもお世話になっている川名さんの表情が明るかったのが救いでしたが、倉庫が倒壊して片付けの最中でした。お会いしてすぐに、海沿いの岩井方面で青年会議所のメンバーでの復旧作業をするとのことで、山形・東京から持参したブルーシートやロープ、土嚢袋などの資材を提供しました。 食堂はまだ市場が再開していないので本格営業はできていないものの、今はより現地で重要な炊出しを優先しているとのことでした。

③旧平群小学校
小学校や保育園のRCの建物には目立った被害はない様子でしたが、幼稚園・特別教室棟の屋根は瓦が飛ばされるなどの被害を受けていました。 小学校の校舎や体育館にはロープを張る作業をしていました。 作業をしていた市役所の方に声をかけられたのですが、立ち入り禁止にするとのこと。「トタン・金属類」などの立て看板を設置する準備を進めていて、災害ごみの一時集積場になるそうです。

南房総リパブリック西澤高男