人で応援

農業ボランティアとは

 受け入れ農家さん「安西農園」安西淳さん


NPO法人南房総リパブリックは「南房総のある暮らし」づくりを目指し、2011年より二地域居住を推進するためにさまざまな事業をおこなってきました。 そして今回は農業ボランティア、つまり農作業の支援をします。南房総リパブリックがこれまで協働してきたNPO法人農育プロジェクトとの共同に行うプロジェクトで初めての試みです。

2019年秋の台風15号、19号、21号は、南房総エリアに深い爪痕を残し、こと農家さんたちの被った被害は甚大なものでした。15号では竜巻並みの強風によってビニールハウスの大多数が壊され、直後の19号では、ハウスが飛ばされる危険を避けるために直前にビニールを剥がしたことが仇(あだ)となり、海からの塩害で作物が全滅。そして21号は大雨による雨台風となり畑ごと水没する水害に遭いました。

南房総の農家さんにとっては、まさに試練の年になってしまいました。

倒壊したビニールハウスの撤去作業と同時に、来季に向けた作付けも進めなければならない農家さんは、被災以降、全く人手の足りない状況が続いています。そこで、彼らが「その時必要としている農作業等」を手伝うボランティアを継続的に募集します。 農家さんへの支援ですが、しかしそれはもう一方で、参加者である私たちも農作業を通じてさまざまなことを学び、農家さんと新しい信頼関係へとつながるような取り組みにしたい。

「食べることは、生きること」” You are what you eat.”という言葉があります。 農家さんと一緒に作業することで、自分たちの生きることを考える。そんな取り組みになるのではと思っています。

当日のタイムスケジュール

9:45 館山市「百笑園」集合、車などでその日の農場へ移動
10:00 ガイダンス、自己紹介
10:15〜12:00 午前の作業
12:00〜13:00 昼食
13:00〜15:00 午後の作業
15:00〜15:30 振り返り、片付け
15:30〜16:00 「百笑園」へ移動。解散
*当日の作業内容や天候などで変更します。目安としてお考えください。

農業ボランティア 3月14日・15日用(作業内容説明ビデオ)

農業ボランティアで得られること

南房総リパブリックの農業ボランティアは、通常のボランティアのように「地域に平穏な暮らしが戻って、ボランティアが必要なくなること」を目指すのではありません。継続的に地域や農家さんの作業に触れ、農業や食のあり方について考え、彼らとの関係をはぐくむ中で、南房総やその農家さんの「ファン」になれるかもしれないと考えています。

そのために、できれば2度、3度、と複数回足を運んでいただくのが理想です。初めて手伝うときにできる作業と、2回目にできる作業では、内容も質も変わってきます。農家さんとの信頼関係も深まり、今まで自分たちの暮らしにはなかったネットワークが広がります。

そうなることで、支援を受けた農家さんはもちろんのこと、ボランティアをした方々の人生もより豊かなものになると確信しています。

負担いただく費用と、NPOからの助成

今回の農作業支援には参加費2,000円がかかります。個人の自主性と、さらに継続的な活動とするために、プロジェクトの運営費などにかかる経費をその参加費の中からまかないます。つまり単なるボランティアではなく、農作業を通じて自らの経験を豊かにするための学びの場にしていきたいと考えるからです。

その一方で、政府からの高速道路の利用料の減免などの被災へのサポートは減りつつあります。また首都圏での暮らしでは自家用車を所有しない方も多く、レンタカーなどの費用も負担になってきます。

そこで、今回この事業は「日本財団」「赤い羽根共同募金」の助成を得ることができたため、移動については下記の補助をします。

1)自家用車利用の際のガソリン代、高速道路の利用料金の補助
自家用車を利用される場合の、ガソリン代、高速道路の利用料金を補助します。補助にはガソリン代、高速道路利用料金などの「領収書」が必要となります。資金に限りがあるため、補助は1台あたり5,000円を「上限」とします。また、他の参加者との乗り合いをお願いすることがあります。

2)首都圏からの乗り合いのレンタカー経費
レンタカーを利用される場合の、ガソリン代、高速道路の利用料金を補助します。補助にはレンタカー代、ガソリン代、高速道路利用料金などの「領収書」が必要となります。資金に限りがあるため、補助は1台あたり9,000円を「上限」とします。助成金を有効に活用するため、レンタカーは参加者同士(知り合い同士でない場合でも)での「乗り合い」になることがあることをご了承ください。

3)高速バスなどを利用してJR館山駅前に集合していただいた先の送迎タクシーの経費
東京駅から出発する高速バスや、JR内房線で「JR館山駅」まで集合ください。バス、電車を利用される場合、「領収書」を提出ください。補助は一人あたり5,000円を「上限」とします。館山駅からは乗合いでタクシーに乗っていただき、現地まで直接来てもらいます。参加が決まり次第こちらで手配します。なお、到着が遅れてしまった場合は現地まで自費で来ていただいます。

準備するもの

農業ボランティアに参加するには、以下のようなものをご持参ください。

・膝下まである「長靴」
・手のひらの部分がゴム、もしくは全部ゴム製の、水を通さない「手袋」
・日差しや少雨をさけるための「帽子」
・膝をつく作業をするなどで泥汚れがついてもいい「長袖長ズボン」
・ランチ
・飲み物(水場が近くにないことがあります)

参加の交通手段と助成を受ける内容

・自家用車利用
・乗り合いレンタカー利用(運転可能)
・車の乗合い(運転不可)
・公共交通機関でJR館山駅まできて、乗り合いタクシーの利用
などがあります。

お申し込みの際に選択いただきます。

交通費の補助にあたって

交通費の補助を受けるには、各種領収書の提出をいただく必要があります。 これは助成を受ける際に、会計上必要なものであり、領収書の提出のないものについては補助をお支払いできないのでご理解ください。

参加費のお支払い

参加費はpeatixよりお申し込みをいただきます。 ご参加希望を受けて当日の準備などを進める関係上、実施日1週間前よりキャンセル料が100%となります。ご了承ください。

申し込み日程一覧




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