南房総リパブリック・サポートセンター @INBOUND LEAGUE
2019年9月22日
【2019.09.22】南房総・館山へ。
2019年9月25日

【2019.09.23】先週に続き南房総へ。

この1週間が長く感じました。ライフラインが復旧しない人達のことを日々考えていたからかもしれません。先週訪ねた農家さん達は、幸いにも週末までにみなさん解消されましたが、県内で2000軒以上の世帯が未だ停電中です。

午前中先ずは、南房総リパブリックの地元在住メンバーを訪ねました。メールでは「大丈夫です!」と言われていても、実際に訪ねてみると、自宅や、倉庫、車の被害はかなり酷く唖然としてしまうシーンも。市の職員の仕事をしていて、自分も被災していても住民の為に休日出勤しているメンバーが南房総リパブリックに2人います。SNSやオンラインで何でも連絡を済ましてしまいがちな時代ですが、仲間に限らず、こんな時こそ「顔を見て話す」のは大切な事ですね。励ましの言葉をかけて、握手して別れました。

昨日は台風17号の影響で、南房総も風速10m〜15m、行きは通れたアクアラインはお昼すぎには通行止めとなりました。メンバーを訪ねた後に訪れた布良(めら)地区は、強風でブルーシートが煽られる家、それを抑え直すために屋根に登る人が多く見受けられました。危ない作業で、怪我のないようにと祈るばかり、、南房総リパブリックで運営していた「二地域居住お試しシェアハウス・布良ハウス」もブルーシートの一部が捲れあがっていたので補修しました。ちなみに閉め切った家の中は、畳も壁も真っ白のカビで覆われていて、荷物を持ち出すにもとても長居できる状況ではありませんでした。同じように家の中にカビが発生しても住み続けなくてはならない方のことを思うといてもたってもいられない思いです。

そして午後は、かんべ地区の農家さんのボランティアに参加しました。南房総リパブリックでも長いおつきあいの安西農園さんが、この地区の被災農家へのボランティア派遣を自ら仕切っていて、昨日も初めてお会いした農家さんのビニールハウスの解体と片付けを総勢11名で行いました。うち7名が女性でしたが、4時間で2棟分のビニールハウスが解体&片付け出来ました。意外に思ったのは、パイプ自体は実は軽く、ハンマーがあればジョイント部品を外すことも、また、外したバラバラのパイプを抱えて1箇所に集めることも容易でした。これは意外な発見で、重労働に自信ない、、というみなさんにも共有したい情報です!

冬野菜の苗付けはまさに「今」で、毎日をハウスの解体や撤去に強いられている農家さんの焦りや絶望感は計り知れません。農業系ボランティア募集は常に行われているので(例:bosyu)、是非みなさんの協力をよろしくお願いします。

南房総リパブリック 本田美津子

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