今回は、人生のつくり方全般を含めた“生きるのに大丈夫な働き方”を模索していこう、という対話のトークイベントです。 結論はまだ見えていません。登壇者の方々と一緒に「考える時間」をもつためのトークです。
そして単純に「自分の好きなことを仕事にしましょう!こういう仕事がいいでっせ!」とお仕事紹介をするのではありません。
やりたい仕事を見つけて軽やかに転身できる人など限られているはず。多くの人が今抱えている仕事を頑張っていて、その中で「本当はもっとこういうことがしたい」「でも家族を養わなきゃ」「お金も自由も手に入れるなんて無理だよな」と悩みながら、幸せに生きるにはどうしたらいいか模索しているのだと思います。 まずはその地点に立ち、考え始めていきます。
伊藤洋志さんは、文庫化もされたロングセラー「ナリワイをつくる」「イドコロをつくる」の著者で、それまで世になかった仕事を生み出し続けています。
宮畑周平さんは、東京で編集者をしていましたが家族で弓削島へ移住し、東京の仕事もしつつ地域に依拠しないで仕事をする中で、その手腕を見出されて最近は地域からの仕事依頼が増えたという兼業編集者です。
お二人は、人生のつくり方を何度も何度も考えてきた実践者。傍からは鮮やかに自分らしく生きているように見える彼らもきっと、やむにやまれぬ事情に突き動かされながら試行錯誤をしているはずです。その時の思考のプロセスを伺いつつ、自分の人生も重ねて想像していけたらと思います。リアルな地方の仕事事情についても伺えるかもしれません。
一緒に考えてみたい方。
考えながら、なにかヒントを得たい方。
ぜひ、ご参加ください。
〇7月29日(木)19時~21時
〇登壇者:伊藤 洋志(ナリワイ代表)・宮畑 周平(瀬戸内編集デザイン研究所代表)
〇ファシリテーター:馬場 未織(南房総リパブリック代表理事)・山代 悟(南房総リパブリック代表副理事)
〇参加費:1000円
京都大学・農学修士号取得後、零細企業の創業への参加を経て独立。頭と体が丈夫になって公正な社会環境づくりにつながる、大資本を必要としないナリワイ(生業)の研究と実践に取り組む。実践したナリワイは衣食住教育娯楽と分野を超えて10個超。半農家を増やす「遊撃農家」、住の自給力を高める「全国床張り協会」、環境調和生活を遊牧民に見習う「モンゴル武者修行」、野良着メーカー「SAGYO」などが代表的なナリワイ。
瀬戸内海・弓削島在住。桑沢デザイン研究所卒。編集、写真、クリエイティブディレクション、ブランディング、執筆、コーヒー焙煎など多業。ニュージーランドでのワーキングホリデーから帰国後、貿易商社、編集事務所、観光協会事務局勤務を経て独立。専門は建築だが、観光関連など地域の魅力発信の仕事も多い。最近の仕事にJAL機内誌『SKYWARD』撮影執筆、上島町公式観光ガイドブック『島の暮らしをめぐる本』編著など。趣味は海辺の散歩、旅、薪割り。
NPO法人南房総リパブリック代表理事。株式会社ウィードシード代表。関東学院大学非常勤講師。 大学で建築設計を学び、千葉学建築計画事務所の前身であるファクターエヌアソシエイツに入所。1人目の出産直前まで働き、その後2年ほど専業主婦となる。社会復帰時に執筆業に転向。建築、都市、暮らしに関する執筆を生業とする。また、都市生活者と南房総生活者とともにNPO法人南房総リパブリックを設立。南房総エリアに根差し、二地域居住というライフスタイルについて発信する。
NPO法人南房総リパブリック副代表理事。建築家として一級建築士事務所ビルディングランドスケープ共同主宰、芝浦工業大学建築学部建築学科教授として建築設計や災害復興、地域再生などについて建築学を軸として活動中。 仕事がら国内外の出張が多く、旅先でさまざまな人種や職種の人々と触れ合いながらプロジェクトを遂行していくのが生き甲斐。馬場理事長らと学生時代から一緒に取り組んでいたアートプロジェクトでのそんな生き方を続けるべく建築家として独立。多地域それぞれに会いに行ける知人友人と行きつけのお店が増えていくのが楽しみ。