知り合いの家のブルーシートがけの手伝いに行き、自分の家の屋根やビニールハウスの仮修理をし、布良へ。そしてまた三芳へ。 以下覚書です。
・三芳の我が家周辺は、昨日の夜は電気が来たみたいですが、今朝からはまた停電。うちは山の上の家なので水を電気でポンプアップしてるため、水もでない。電波は数日前よりあります。
・屋根の上の作業は、平屋はまだしも、2階建の家は怖い。1番下の瓦は踏まない・瓦の谷を踏む・靴底はゴム、など教えを守ってゆっくり。雨降ってきたら基本やめた方がいい。瓦の上で滑る感覚はすごく怖い。
・鋸南保田から平群、三芳、北条などと通って布良に行って感じたのは、被害が布良だけ突出して酷いということ。どの家の屋根にも人がいて、今まででいちばんにぎやかになっている。
・布良ハウスもとりわけ酷い状態でしたが、たくさんの助っ人が来てくれていて胸がいっぱい。屋根のブルーシートがけも。ありがとう。ありがとう。ありがとう。
・布良のシンボルで、これまで何度も新年会に使わせてもらっていた、そして南リパの思い出がつまった「富崎館」へ。壊滅状態。ここで生まれ育った八代さんと話しながら、壁のない部屋から布良を望み、言葉を失う。 「布良を諦めたくないんです」と、八代さん。 分かった。八代さん。
・今、ほんの数日後のことさえ考えるゆとりがない現地。今で精一杯。それがビンビン伝わる中、わたしたちのできることを必死に考える。でも今は、誰かに何かを聞いたり、ましてや何かを提案するタイミングではない。新たなことを受け入れられる状態は、今は現地にはない。
・富崎公民館は炊き出しや支援物資提供の場に。南リパの和田さんが豚汁係に。 里山学校のランチづくりなどお世話になっている土屋さんは、みんなのビタミン不足が心配と「野菜ゴロゴロポトフ」を炊き出ししていました。野菜が美味しい地域なのに、みんな野菜不足。 オープン間近だった新事業の拠点がすっかり壊れてしまって心が折れそうと笑いながら言う彼女の顔をみたら、わたしまで、こみあげてしまった。
・那古船形や富浦、あと君津あたりも相当なかんじ。
房総半島がんばろう。戻ります。
南房総リパブリック 馬場 未織